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2026-10-23
こんにちは!豊中市の歯医者、豊中少路ANT歯科・矯正歯科 院長の桑村慎太朗です。
お子さんの歯並びが気になり、小児矯正を検討されている保護者の方から、「矯正治療は何年くらいかかりますか?」「どのくらいの頻度で通院する必要がありますか?」というご質問をいただくことがあります。
子どもの矯正治療は、大人の矯正治療とは異なり、顎の成長や永久歯への生え変わりに合わせて進めていくことが特徴です。そのため、数ヶ月で改善が見られる場合もあれば、数年単位で経過を見守る必要がある場合もあります。
今回は、小児矯正にかかる治療期間や通院頻度、治療が長くなる理由などについて詳しく解説していきます。
小児矯正の治療期間は、一般的に1〜3年程度が一つの目安になります。
ただし、これは主に乳歯と永久歯が混在する時期に行う「Ⅰ期治療」の目安であり、すべてのお子さんがこの期間で矯正治療を終えられるわけではありません。
小児矯正は、大きく分けて「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2つの段階があります。
Ⅰ期治療は、顎の成長や歯の生え変わりを利用して、永久歯が適切に並ぶための環境を整える治療です。
一方、Ⅱ期治療は永久歯が生え揃った後に、歯並びや噛み合わせを細かく整える治療になります。
Ⅰ期治療だけで十分な改善が得られる場合もありますが、永久歯が生え揃った後にⅡ期治療が必要になる場合もあります。
つまり、小児矯正の期間を考える際には、装置を使用する期間だけでなく、成長を見守る期間も含めて考えることが大切です。
Ⅰ期治療は、一般的に6〜12歳頃の乳歯と永久歯が混在する時期に行われます。
この時期は顎の骨が成長しているため、歯並びだけでなく、顎の幅や上下の顎の位置関係などにも働きかけられる可能性があります。
治療期間は1〜3年程度が目安ですが、お子さんの成長状態や使用する装置によって異なります。
例えば、上顎が狭いお子さんに対して拡大装置を使用する場合と、口呼吸や舌の癖などの改善を目指してマイオブレースや口腔筋機能療法(MFT)を取り入れる場合では、治療の進め方が異なります。
通院頻度については、装置の調整や治療経過の確認が必要な時期は、1〜2ヶ月に1回程度が一般的です。
診察では、歯並びや噛み合わせの変化だけでなく、装置が適切に使用できているか、顎の成長や永久歯への生え変わりが順調かなどを確認します。
また、装置によっては自宅での使用やトレーニングが必要になるため、日常生活での取り組みも治療を進めるうえで重要になります。
Ⅰ期治療を終えた後、永久歯が生え揃った段階で、さらに歯並びを整える必要がある場合にはⅡ期治療を行います。
Ⅱ期治療では、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正装置などを使用し、歯の位置や噛み合わせを細かく調整していきます。
治療期間は一般的に1年半〜3年程度が目安です。
ただし、歯の重なりが大きい場合や、上下の噛み合わせに大きな問題がある場合には、さらに時間がかかることもあります。
通院頻度は、通常1〜2ヶ月に1回程度です。
また、歯を動かす治療が終了した後には、歯並びの後戻りを防ぐための「保定期間」が必要になります。
保定期間中はリテーナーと呼ばれる装置を使用し、歯並びが安定しているかを定期的に確認します。
このように、Ⅱ期治療では歯を動かす期間に加えて、治療後の状態を維持する期間も重要になります。
小児矯正の特徴の一つが、積極的に装置を使用する期間と、成長を見守る期間があることです。
例えば、7歳からⅠ期治療を開始して9歳で装置による治療を終了したとしても、その時点ですべての永久歯が生え揃っているわけではありません。
そのため、永久歯への生え変わりや顎の成長が落ち着くまで、定期的に経過観察を行うことがあります。
経過観察中の通院頻度は、3〜6ヶ月に1回程度が目安です。
この期間は必ずしも矯正装置を使用し続けるわけではなく、自然な成長を確認しながら、追加治療が必要かどうかを判断します。
保護者の方からすると「治療が終わったのに、まだ通院が必要なの?」と感じられるかもしれません。
しかし、小児矯正では、永久歯が生え揃ったときにどのような歯並びや噛み合わせになっているかを確認することが重要なのです。
小児矯正の治療期間には個人差がありますが、特に次のような要因が影響します。
① 顎の成長や歯の生え変わり
子どもの成長には個人差があり、同じ年齢でも顎の発育や永久歯への生え変わりの進み方は異なります。
必要な成長を待ちながら治療する場合には、その分だけ期間が長くなることがあります。
② 歯並びや噛み合わせの状態
軽度の歯並びの乱れと、骨格的な問題を伴う噛み合わせでは、必要な治療が異なります。
特に上下の顎の位置関係に問題がある場合には、長期的な成長観察が必要になることがあります。
③ 矯正装置の使用状況
取り外し式の矯正装置では、決められた装着時間を守ることが大切です。
使用時間が不足すると、期待した効果が得られず、治療期間が延びる可能性があります。
④ 通院や自宅での取り組み
定期的な通院ができなかったり、必要なトレーニングを継続できなかったりすると、治療が計画通りに進まないことがあります。
また、虫歯などによって矯正治療を一時的に中断する必要が生じる場合もあります。
「できるだけ早く矯正を始めた方が、治療も早く終わるのでは?」と考える方もいらっしゃいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
小児矯正では、治療を開始する年齢よりも、お子さんの顎の成長や歯の生え変わりに適したタイミングで治療を行うことが大切です。
早期に治療することで改善が期待できるケースもあれば、永久歯の萌出を待ってから治療を開始した方が適しているケースもあります。
また、Ⅰ期治療を行ったからといって、必ずⅡ期治療が不要になるわけではありません。
大切なのは、治療期間の短さだけを優先するのではなく、お子さんの将来の歯並びや噛み合わせを考えた治療計画を立てることです。
小児矯正の治療期間は、Ⅰ期治療で1〜3年程度、Ⅱ期治療が必要な場合にはさらに1年半〜3年程度が一つの目安となります。
ただし、途中には経過観察の期間が入ることもあるため、相談を開始してからすべての治療が終了するまでには、数年以上かかる場合もあります。
また、治療中の通院は1〜2ヶ月に1回程度、経過観察中は3〜6ヶ月に1回程度が一般的ですが、実際の頻度は治療内容によって異なります。
小児矯正は、単に歯をきれいに並べるだけでなく、成長期のお子さんの顎や口腔機能の発達にも目を向けながら進めていく治療です。
そのため、短期間で治療を終えることよりも、適切な時期に必要な治療を行うことが重要になります。
豊中少路ANT歯科・矯正歯科では、お子さん一人ひとりの歯並びや顎の成長状態を確認し、将来の噛み合わせも考慮した治療計画をご提案しています。
「子どもの矯正はいつから始めればいいの?」「うちの子の場合は何年くらいかかる?」など、気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
少路駅すぐの歯科医院、豊中少路ANT歯科・矯正歯科は、豊中少路にある地域密着型の歯科医院です。